• 雄勝石復興
    プロジェクト

    雄勝石の伝統と文化を再生保存することで、
    雄勝の復興を支えます。

プロジェクトについて

2011年3月11日に発生した、東日本大震災による東北の被害は、復興までに長い月日を要する甚大なものとなりました。津波で大きな被害を受けた宮城県石巻市雄勝地区は、小さい集落ながらも、日本一のシェアを誇る雄勝硯石・東京駅復元に使用された雄勝石天然スレートと言った伝統工芸や、歴史的にも貴重なサンファンバウティスタ号の造船跡など、地域に根ざした有形無形の資産を持つ、伝統と文化の町です。
生活することすら困難な状況がまだ多く伝えられる中で、人々の心を生み育てた伝統文化の再生・保存と、更なる発展が、復興の道を歩む上で、今後、とても大切な要素になっていくことが予想されます。
私たちは単に縁の有る者として、心痛めるばかりではなく、自分たちの強みを生かす形で、地域、伝統文化の再生保存とその復興支援のための活動に今後取り組んでいく必要があると考え、本プロジェクトを立ち上げました。

※2014年3月、一定のプロジェクトが終了したため、主な活動を休止いたしました。
 継続して様々なお問い合わせへのご対応や、商品開発の要請など、コツコツではありますが復興の灯りに注いで参ります。

“雄勝石絵「輝く」” 東京駅舎 設置

「人々の希望と復興への弾み、震災の記憶」となるよう、雄勝石復興プロジェクトでは、国内外の多くの人びとが集まる東京駅に、雄勝地区の小中学生による“雄勝石絵「輝く」”を設置する計画をいたしました。

2012年10月1日に予定されていた東京駅舎の復原完成に合わせ、東京駅舎屋根材として使用されるのと同じ、雄勝産天然スレートに、雄勝石作家・齋藤玄昌實氏が原画を監修し、雄勝地区の小中学校5校に当時在籍していた150人の生徒児童が、20cm四方の石版108枚に色付けしました。朝日に輝く富士山と夜の星空が表現されています。完成した石絵の大きさは縦1.9m、横2.5mほどです。

2012年9月29日、東京駅にて除幕式が行われました。除幕式では、生徒児童の代表として雄勝町の大須中学校3年生の生徒が登壇し「地元の誇りである雄勝石に、復興への想いと支援への感謝を込めました」と語られていました。この絵が、描いた子どもたちにとって、全ての被災した方々にとっても、勇気と希望の源になることを心より願っています。

※丸の内地下南改札の団体集合エリアに当初は設置されておりましたが、JR東日本様のご意向により、設置場所が変更されております。現在の設置場所は東京駅へお問い合わせください。

雄勝石絵「輝く」の画像

その他の活動


これまでの活動の一部をご紹介いたします。

チャリティーイベント開催

チャリティーイベントの開催やグッツを作成し、イベント寄付金と収益金を雄勝硯生産販売協同組合へ寄付いたしました。

ワークショップ開催

雄勝町や雄勝石に広く親しみを持っていただくため、小中学校や一般市民を対象に、雄勝石に絵を描くワークショップを開催いたしました。

雄勝石絵展覧会開催

雄勝や活動を広く認知していただくため、ワークショップで制作していただいた絵や雄勝石グッツ等の展覧会を行いました。

全国雄勝石マップ計画

雄勝石は日本全国で建築物等に使われています。特徴的な場所を調べ、雄勝石の存在や魅力を広めることを目的とし作成しました(現在配布終了)。

お問い合わせ

NPO雄勝石復興プロジェクト事務局

宮城県仙台市太白区鈎取1-2-40-507
(株)ジェルブとエスプリ内
TEL.050-5373-6798(代表)

代表・小濱裕美